
「きれいに小籠包を食べたい」「小籠包の食べ方のマナーを知りたい」とお考えの方におすすめの内容です!小籠包は、一度れんげにのせて中身のスープを出すと、きれいに食べることができます。
今回は、小籠包の基本的な食べ方と、それに関する注意しておきたい中国料理のマナーについて紹介します。記事を読み終わる頃には、小籠包を上手に食べるための知識が身につくでしょう。
「小籠包」とは?
小籠包は、中国料理の軽食にあたる「点心」の一つです。皮に包まれたスープと肉だねが特徴で、中国だけでなく世界中で愛されています。
「点心」は中国で「軽食」や「間食」を指し、お菓子類も含む料理です。「中国料理」は前菜からメイン料理、スープ、食後のデザートまでの一通りの食事を、「点心」はそのうちのスープとメイン料理以外を指す傾向があります。
小籠包の食べ方

以下に、小籠包をきれいに食べるための4つのステップを紹介します。
- 小籠包をれんげに乗せる
- 皮の中のスープをれんげに移す
- れんげにうつしたスープを飲む
- 小籠包を一口で食べる
1. 小籠包をれんげに乗せる
最初に、小籠包の先端をつかみ、れんげの上に乗せます。小籠包の尖った先の部分をつかむと、皮が破けにくく安心です。
小籠包は、れんげにのせて食べる方法が正しいマナーとされています。かじりついて食べたくなりますが、中のスープがこぼれる原因にもなるため、極力れんげを使いましょう。
注文後、料理が運ばれてくる前にタレや薬味を用意しておくとスムーズです。小籠包の専門店などでは、醤油や黒酢、千切り生姜などの薬味を別で用意している場合があります。
2. 皮の中のスープをれんげに移す
れんげに乗せた小籠包の皮をお箸で破き、中のスープをれんげに移します。
3. れんげにうつしたスープを飲む
小籠包を乗せたまま、れんげに移したスープを味わいます。スープがテーブルや洋服にこぼれる可能性もあるため、最初にスープを飲みましょう。
4. 小籠包を一口で食べる
スープを飲んだ後、一口で小籠包を食べます。スープをある程度飲むと、食べやすくなります。
そのままでも美味しくいただけますが、お好みで生姜を乗せたり、タレをつけたりすることもおすすめです。タレの入った小皿を持って食べることはマナー違反にあたるため避けましょう。
美味しいタレのレシピは「黒酢:醤油=3:1」。タレを小籠包にかけて食べる場合もあります。
小籠包を食べる際に注意したい中国料理マナー3選

小籠包を食べる際は、中国料理のマナーに気をつける必要があります。特に注意すべき3点を以下にまとめました。
- 食事をいただく順番
- れんげの使い方
- 取り皿の扱い方
1. 食事をいただく順番
中国料理では、食べはじめる人の順番が決まっています。主賓もしくは一番目上の方が食べはじめてから、一口目をいただきましょう。
円卓がある場合は、まず目上の方が料理をとります。その後、時計回りに回し、順番に料理を取っていきます。
2. れんげの使い方
れんげは、柄の溝に人差し指を入れ、親指と中指で挟んで持ちます。スープを飲む際は、れんげを口と平行に真横にするのではなく、少し斜めから飲むときれいに見えます。れんげを傾け、音を立てず、少しずつ飲みましょう。
れんげの先端を口に入れることはマナー違反ともいわれています。器を持ち上げて、直接口をつけてスープを飲むことも避けましょう。
3. 取り皿の扱い方
中国料理では、お茶碗とれんげ以外を持ち上げません。料理を大皿から取り分ける際も、取り皿は置いたままにします。
料理の味が混ざらないように、料理別に取り皿を変え、何枚も使う習慣があります。また自分で取り分けた分は、残さず食べ切るのがマナーです。
まとめ
小籠包は日本の中でも人気が高く、食べる機会が多い料理です。一度れんげに乗せてスープを飲むだけで、とても簡単にきれいに食べることができます。
小籠包の食べ方をマスターすれば、より気軽に家族や友人と中国料理を楽しむことができます。ぜひお試しください!


コメント